仕事の依頼者は、何かを解決・達成することを期待して依頼している。
成果物が欲しいのではなく目的を達成したい。
依頼されたものをただ単純に作成し提出するのではなく、
目的を確認し、成果物によって目的が達成できるようにしていく。
指示通りの成果物を渡したとしても、それが目的を達成できなければ
依頼者は満足しない。
依頼された成果物は渡しているので、不満やクレームになることは少ないが、
満足していないという事実は残る。
依頼者は、必ずしも目的を達成するための方法を知っているわけではない。
故に、依頼者が口にする成果物によって目的が達成できるとは限らない。
依頼者が口にした成果物では、目的を達成することができないと
考えるのであれば、そのことについて調整して目的を達成できるような
成果物を提示することが必要。
依頼されたものと異なった成果物であっても、
依頼者が期待している以上の結果が得られるようであれば満足も与えられる。
だが、依頼物と異なるものを返すというのはリスクを孕んでいる。
異なるものを渡すという大胆なことをしなくとも、
依頼者が期待 ( =目的を達成できる ) している成果物を作成することが必要。
書籍から。
以上。